ダンベルやマシンを使用せず、自宅で手軽に取り組める「自重トレーニング」。特に、引き締まったしなやかな筋肉を作りたい女性にはおすすめです。でも、筋トレ初心者の中には、腕立て伏せや腹筋運動くらいしか思い浮かばないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、女性におすすめの自重トレーニングについて詳しく解説します。自重トレーニングの正しいやり方や効果を高めるコツ、週間プログラム例などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
少し運動したり、軽い食事制限をしていればスタイルをキープできていた20代と違って 女性は年齢を重ねると、さまざまな要因から痩せにくい身体へと変化していきます。
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自重トレーニングとは?
自重トレーニングとは、自分の体重の一部を負荷にして行う筋力トレーニングです。バーベルやダンベル、マシンなどを使用せずに、自らの身体だけで、あらゆるフォームを駆使しながら負荷をかけ、全身の筋肉を鍛えることができます。代表的な自重トレー二ングとしては、腕立て伏せや腹筋運動、スクワット、懸垂などがあります。
自重トレーニングの3つのメリット
では、自重トレーニングのメリットを紹介します。具体的には下記の3つです。
- いつでもどこでもできる
- しなやかな筋肉になる
- 怪我のリスクが低い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. いつでもどこでもできる
自重トレーニングは、自らの身体と畳一畳分程度のスペースがあれば実践できるので、自宅やオフィスなど、好きな場所で好きな時間に手軽に取り組むことができます。ですから、忙しくてジムに通う時間がない人や、バーベルやダンベルを使うことに抵抗がある人でも、自分のペースで無理のないトレーニングが可能です。
2. しなやかな筋肉になる
自重トレーニングでは、自重負荷の範囲内で筋力が向上し、それに伴う筋肥大が成されるので、ムキムキの筋肉になることはありません。しかしその代わり、適度な筋量と筋力がバランスよく備わり引き締まってもくるので、女性らしい「しなやかな筋肉」になってきます。例えば、重いバーベルを担いでスクワットをすると、太もものに大きな負荷がかかり筋肉が太くなってきますが、自重のみで行えば、必要以上の負荷はかからず、適度にシェイプアップされた太ももになるのです。
3. 怪我のリスクが低い
自重トレーニングは、ダンベルやバーベルを使用しませんので、それだけトレーニング中の身体の自由度が高く、怪我のリスクが低いと言えます。トレーニング中の事故の多くは、負荷のコントロールができなくなり、バランスを崩してしまうことが原因です。自重トレーニングであれば、万が一、途中でバランスを崩したりした場合でも、身体の自由が利くことで、とっさに怪我を回避する動きが取れて、安全性を高めることができるのです。
女性におすすめの自重トレーニング12選
それでは、女性におすすめの自重トレーニングを紹介します。具体的には下記の12種です。
- スクワット【太ももの表側】
- サイドランジ【太ももの内側】
- バックキック【お尻・太ももの表側】
- ヒップリフト【お尻・太ももの裏側】
- カーフレイズ【ふくらはぎ】
- 膝付きプッシュアップ【胸】
- パイクプッシュアップ【肩】
- バックエクステンション【背中】
- リバースプッシュアップ【二の腕の裏側】
- ニートゥーチェスト【下腹】
- ニートゥーエルボー【脇腹】
- プランク【お腹】
1種目ずつやり方を解説しますので、まずは、自分の気になる部位の種目を選んで、無理のない範囲で行ってみましょう。
1. スクワット【太ももの表側】
- 肩幅よりも広く足を開き、つま先を外側に向けて立つ
- 手は頭の後ろで組んでおくか、胸の前に伸ばしておく
- 動作中は胸を張り、背筋を伸ばした状態を維持する
- スタート姿勢から、息を吸いながら3~4秒でしゃがむ
- 太ももが床と平行らなるくらいまでしゃがむ
- しゃがんだ位置から、息を吐きながら3~4秒で立ち上がる
- 上記4〜6を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
2. サイドランジ【太ももの内側】
- 足を閉じ、つま先を正面に向けて立つ
- 手は腰に当てるか身体の前で組んでおく
- 背筋を伸ばして上体を真っ直ぐにする
- 息を吸いながら右足を外側に大きく一歩前に踏み出す
- 着地したら右膝を曲げ無理のない深さまで重心を落とす
- 左足は真っすぐ伸びた状態になる
- 息を吐きながら右足で地面を蹴り上げ、元の位置に戻す
- 上記4~7の動作を反対側でも同様に行う
- 左右交互に少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
3. バックキック【お尻・太ももの表側】
- 四つん這いの状態になる
- 息を吐きながら片方の足を大きく後ろに伸ばす
- このとき足をお尻よりも高く上げるようにする
- また、膝はできるだけ伸ばしておく
- 足を伸ばしたら息を吸いながら元の位置に戻す
- 足を伸ばすときは素早く、戻すときはゆっくりと
- 上記2〜6を繰り返します。
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
4. ヒップリフト【お尻・太ももの裏側】
- 仰向けになって横になる
- 膝を立て、両手は体側に置いておく
- 息を吐きながら、2~3秒でお尻を持ち上げる
- このとき、頭・肩甲骨・足裏で体を支えるようにする
- お尻を高い位置まで上げたら、3~5秒キープ
- キープが終ったら、息を吸いながら3~4秒で下ろす
- 上記3〜6を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
5. カーフレイズ【ふくらはぎ】
- 壁に両手をつき、つま先を真っすぐ前に向けて立つ
- 息を吐きながら踵をゆっくり上げてつま先立ちになる
- 一番高い位置まで踵を上げたら、そのまま3~5秒キープする
- キープし終わったら、息を吸いながら踵をゆっくり下ろしていく
- 踵が床に触れたら直ぐにまた上げるようにする
- 上記2〜5を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
6. 膝付きプッシュアップ【胸まわり】
- 肩幅から手のひら1~2つ分外側に開いた位置に手をつく
- 手のひらは、親指が横を向くようにして「ハの字」に広げる
- 床に膝をつき、肩甲骨を引き寄せたまま上体を一直線に伸ばす
- 目線は床を見る
- 息を吸いながら腕を曲げ、3~4秒で上体を下げる
- 胸が床スレスレになるまで下げる
- 上体を下げた時、肘と体幹の作る角度が80~90度になるように脇を開く
- 息を吐きながら腕を伸ばして上体を上げる
- 上記5~8を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
7. パイクプッシュアップ【肩まわり】
- 四つん這いになる
- 脚は腰幅、手は肩幅に開いて足のつま先を立てる
- 息を吸って吐きながら、ゆっくりお尻を上げていく
- 背中を伸ばして身体で三角形を作る
- その状態のまま、息を吸いながら腕を曲げ、頭を床に近づける
- 頭を下げたら、息を吐きながら腕を伸ばし元の位置に戻す
- 上記5~6を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
8. バックエクステンション【背中】
- うつ伏せになり両手を顔の横に置く
- 両足を少し開きまっすぐ伸ばす
- 息を吸いながら上半身と両足を同時に床から浮かす
- 高く上げようとせず、始めは床から数センチ浮かす程度でよい
- 上半身と両足を上げた位置で3~5秒キープする
- キープが終わったら息を吐きながら床に戻す
- 上記3~6を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
9. リバースプッシュアップ【二の腕の裏側】
- 背中の後ろのベンチまたは椅子に、手を肩幅程度に開いてつく
- 足を前方に置き、腕を伸ばしてお尻を浮かせた状態にする
- 息を吸いながら腕を曲げ、上体を真っすぐ下に沈めていく
- 沈める深さは、肘が90度になる程度まで
- 上体を沈めたら、息を吐きながら腕を伸ばし元の位置に戻す
- 上記3~5を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
10. ニートゥーチェスト【下腹】
- 床に仰向けになって寝る
- 上体を斜めに起こし、肘から先の前腕部を床につけて支える
- 両脚は軽く曲げたまま床からほんの少し浮かせておく
- 息を吐きながら両膝を曲げて、ゆっくり胸の方に近づける
- 両膝を胸にできるだけ近づけた位置で3~5秒キープする
- キープが終わったら、息を吸いながらゆっくり両膝を伸ばす
- 上記4~6を繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
11. ニートゥーエルボー【脇腹・下半身】
- 腰幅程度に足を開いて立つ
- 両手を軽く握り、肘を曲げて上げておく
- 右膝を突き上げると同時に、左上半身をひねる
- 右膝と左肘をクロスさせながらくっつける
- くっついたら元に戻し、反対側も同様に行う
- 片側ずつ交互に繰り返す
- 少しキツイと感じる回数×2~3セット行う
12. プランク【お腹まわり】
- 両脚を真っすぐ伸ばし床にうつ伏せに寝る
- 肘を直角に曲げた状態で肩幅に開き、肘から手首を床につける
- つま先を立ててかかとを床から浮かせる
- 身体全体が一直線になるよう意識する
- その際、肩甲骨を少し寄せるようにし胸は開いておく
- 目線を真っすぐ下に向け、その状態で30~60秒キープする
- 呼吸は止めずに行う
- 少しキツイと感じる秒数×2~3セット行う
自重トレーニングの効果を高める3つのコツ
自重トレーニングは、取り組み方次第で効果が変わってきます。ここでは、効果を最大限に高めるためのコツを解説しますので、参考にしてください。具体的には下記の3つです。
- ゆっくり動かす
- 少しずつ反復回数を増やす
- 週3日を目安に行う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. ゆっくり動かす
自重トレーニングでは、ゆっくりと動作し、持続的にじわりと刺激することが大切です。そうすることで、筋肉中の血流が制限され、筋肉が張ってくるような感覚となり、筋肉への効きがよくなるのです。ゆっくりと動かしながら、少しキツイと感じるまで繰り返すとよいでしょう。持続的にじわりと負荷をかけることで、筋肥大しにくい「赤筋」が主に刺激されるため、ムキムキにはならずに、引き締まったしなやかな筋肉になってきます。
2. 少しずつ反復回数を増やす
自重トレーニングの効果を高めるには、少しずつ反復回数を増やしていくようにしましょう。自重トレーニングの場合には、体重を小刻みに増やしていくことはできませんので、反復回数を少しずつ増やしていくことで筋肉が鍛えられるのです。
例えば、最初は10回の反復がやっとだったとしても、12回、13回…と、少しずつ反復回数を増やしていくことで、筋力がアップし、筋肉の形状も変化してきます。無理をして追い込み過ぎてはいけませんが、少しキツイと感じてから、もう1~2回頑張るくらいがよいでしょう。
3. 週3日を目安に行う
自重トレーニングの頻度は、週3日を目安に行うと効果的です。例えば、月・水・金とか、火・木・土となります。筋肉は、ダメージを受けてから回復するまでに約48~72時間かかります。じゅうぶん回復しない内に次のトレーニングをしてしまうと、筋線維の修復が追い付かず、逆に筋肉がどんどん減ってしまうのです。もし、1~2日休んでも筋肉痛が残っていたり、身体が重いと感じたりする場合には、更にもう1日程度休むようにしてください。
自重トレーニングのおすすめ週間プログラム3選
続いて、自重トレーニングのおすすめ週間プログラム例を紹介します。目的別に、効果的な組み方を3パターン紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 下半身を引き締める週間プログラム例
- 上半身を引き締める週間プログラム例
- 全身を引き締める週間プログラム例
各プログラムの組み方は下記の通りです。
1. 下半身を引き締める週間プログラム例
① トレーニング頻度
下半身の自重トレーニング種目をA・Bに分け、下記のように交互に行います。
※ 月曜日A・水曜日B・金曜日A・月曜日B・水曜日A・金曜日B・・・
② 種目の分け方の例
【A】
- スクワット(太もも表側の引き締め)
- ヒップリフト(お尻・太もも裏側の引き締め)
- カーフレイズ(ふくらはぎの引き締め)
【B】
- サイドランジ(太もも内側の引き締め)
- バックキック(お尻の引き締め)
- ニートゥーエルボー(脇腹・下半身の引き締め)
2. 上半身を引き締める週間プログラム例
① トレーニング頻度
上半身の自重トレーニング種目をA・Bに分け、下記のように交互に行います。
※ 月曜日A・水曜日B・金曜日A・月曜日B・水曜日A・金曜日B・・・
② 種目の分け方の例
【A】
- 膝付き腕立て伏せ(胸まわりの引き締め)
- リバースプッシュアップ(二の腕裏側の引き締め)
- プランク(お腹まわりの引き締め)
【B】
- パイクプッシュアップ(肩まわりの引き締め)
- バックエクステンション(背中の引き締め)
- ニートゥーチェスト(下腹の引き締め)
3. 全身を引き締める週間プログラム例
① トレーニング頻度
自重トレーニング種目をA(下半身)・B(上半身)に分け、下記のように交互に行います。
※ 月曜日A・水曜日B・金曜日A・月曜日B・水曜日A・金曜日B・・・
② 種目の分け方の例
【A】
- スクワット(太もも表側の引き締め)
- ヒップリフト(お尻・太もも裏側の引き締め)
- カーフレイズ(ふくらはぎの引き締め)
【B】
- 膝付き腕立て伏せ(胸まわりの引き締め)
- バックエクステンション(背中の引き締め)
- ニートゥーチェスト(下腹の引き締め)
自重トレーニングの効果が出るのはいつ頃?
自重トレーニングの効果が出るのは、週3日の頻度で続けたとして、2~3ヶ月後です。最初の1ヶ月で少しずつ筋力がアップし、筋肉の形状が変わる準備ができます。そして、2ヶ月目に入ると、次第に筋肉の形が変化し始めてきます。ただし、見た目に引き締まったと分かるまでには、もう少しかかりますので、トレーニング開始から2~3ヶ月後となるのです。筋肉の形状を変えるには、それ相応の時間を要しますので、焦ってはいけません。少し気長に待つようにしましょう。
自重トレーニングで引き締まった身体を目指そう!
自重トレーニングは、自分の筋力に応じて無理なく身体を鍛えられ、しなやかな女性らしい筋肉を作ることができるトレーニング方法です。しかも、自宅やオフィスなど、自分の好きな場所で好きな時間に取り組めるので、継続しやすいのです。ぜひ、今回のコラムで紹介したやり方で、効果的な自重トレーニングを実践し、引き締まった身体を目指してください!
少し運動したり、軽い食事制限をしていればスタイルをキープできていた20代と違って
女性は年齢を重ねると、さまざまな要因から痩せにくい身体へと変化していきます。
美しさを保つために、日々たくさんの努力をされているかと思いますが
仕事に家事に育児に・・・とにかく時間がない!という方も多いはず。
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「気になる身体の部位を絞りたい」
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「運動をして心も身体も若々しくきれいでいたい」
という方、大歓迎です!
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1回、15分~30分程度だから、隙間時間を活用できます!
限られた時間のなかで賢く効率的に、あなたの理想を叶えましょう!
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