入浴は汗をかくのでダイエットに良いイメージがありますよね。お風呂ダイエットは誰でも簡単に始められるダイエット方法です。

しかし、本当にお風呂ダイエットは痩せるのでしょうか？また、より効果的な入浴方法があると嬉しいですよね。

今回はお風呂ダイエットの効果を挙げながら、正しいやり方・注意点を解説します。成功するコツもお伝えしているので、参考に最後までお読みください。

この記事の特別監修者

橘 可弥乃

病院・保育園と幅広い年代の食事を提供する中で、アレルギー対応食やヴィーガン料理等、食の多様性を学ぶ。
豆腐マイスターをはじめとする大豆食品関連の資格も多数保有。
モットーは「食でココロもカラダも健康に」

保有資格
・栄養士
・フードスペシャリスト
・乳児食・幼児食コーディネーター
・介護食コーディネーター
・豆腐マイスター
・ソイオイルマイスター
・豆乳マイスター”プロ”

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お風呂ダイエットは痩せる？

まず最初にお風呂ダイエットは痩せるのでしょうか？結論からお伝えすると痩せます。「〇キロ痩せた！」と、ダイエットに成功した口コミも多いです。

しかし、入浴自体には脂肪燃焼効果はありません。そのため、お風呂ダイエットだけで痩せることは難しいです。では、なぜダイエットに成功した口コミがあるのでしょうか？

それは、入浴には血行促進や代謝アップの作用があるためです。入浴を続けて習慣化すると痩せやすい体質に変えられます。

その上で食事内容を見直したり運動を取り入れたりするとダイエット効果が大いに期待できます。入浴方法も、ただ入浴するだけでは効果は得にくいので正しいやり方や入浴時間などをおこなって長期的に続けることが大切です。

入浴は痩せる効果以外にも様々な効果や体質改善が期待できます。今回解説する内容を参考にして、取り組んでみてください。

お風呂ダイエットの5つの効果

早速、お風呂ダイエットの効果をお伝えします。入浴には痩せやすい体をつくる様々な効果が期待できます。

今回は5つを挙げました。順番に見ていきましょう。

1.血行促進

入浴は血行促進作用があります。お風呂に浸かると体がポカポカしますよね。

これは水圧によって全身が締め付けられ、マッサージされるような状態になるためです。また、温熱作用によって体が温まる影響で血の流れがスムーズになります。

血液は体全身に酸素や栄養を届けたり、老廃物を体外へ排出したりする働きがあります。血流が悪いと酸素や栄養は十分に届かなくなり、老廃物は体内に溜まり続けるので様々な体調不良を起こす可能性が出てくるのです。

脳卒中や心筋梗塞などの病気のリスクも高まります。入浴して血の巡りが良くなることで様々な体調不良の緩和が期待できます。

2.代謝アップ

血行促進によって体が温まると基礎代謝アップが期待できます。基礎代謝とは、何もしなくても消費されていくエネルギーのことです。

基礎代謝が高い人と低い人を比べた場合、高い人の方が1日の消費カロリーが大きくなるためダイエット効果も大きくなります。基礎代謝アップはダイエットをおこなう上で大事なポイントです。

入浴を続けていくと代謝が上がり、痩せやすい体づくりが期待できます。

3.むくみ改善

血管が広がって血の巡りが良くなるとむくみ改善効果も期待できます。むくみが起こると痛い上に見た目も悪いですよね。

むくみの原因の一つとして、血液やリンパの流れが悪くなることが挙げられます。デスクワークで長時間同じ姿勢が続いたり、運動不足だったりするのが元々の原因です。

入浴すると血管だけではなくリンパの流れも良くなります。毎日続けるとむくみは改善し、スッキリとした見た目に変えられます。

4.冷え症の改善

お風呂ダイエットは女性が悩みやすい冷え性の改善も期待できます。冷え性の原因は血行が悪くなることが挙げられますが、実はそれだけではありません。

運動不足やストレスによって自律神経が乱れるのも原因の一つです。入浴すると温熱効果によって体が温まり、ポカポカ心地よい気分になりますよね。

体が温まることによる血行促進効果以外に、入浴にはリラックス効果もあります。毎日の入浴を続けると自律神経が安定して血管の収縮が抑えられ、冷え性の改善が期待できるのです。

5.安眠効果

入浴は安眠効果も期待できます。良い睡眠をおこなうには副交感神経が優位になることが必要です。

4つ目の効果でもお伝えしたように、入浴すると気持ちがリラックスしますよね。寝る1～2時間前の入浴はリラックス効果によって副交感神経が優位になり、ぐっすりと眠れます。

また、体内の温度変化も良い睡眠に繋がるポイントです。入浴すると体温は一時的に上がり、就寝前の布団に入る頃には体温は下がっています。この体温の急激な変化が眠りにつきやすくなり、安眠効果に繋がるのです。

お風呂ダイエットの正しいやり方

次にお風呂ダイエットの正しいやり方を解説します。ただお風呂に入るだけではダイエット効果は得にくいです。正しいやり方を知り、おこなう必要があります。

大きく3つの項目に分けました。間違えないように、しっかりと理解しましょう。

全身浴がおすすめ

入浴方法は大きく「半身浴」と「全身浴」に分かれます。半身浴の方が健康に良いイメージがありますが、お風呂ダイエットでは全身浴を選びましょう。

首まで浸かることでしっかりと体が温まり、前項で挙げた血行促進や代謝アップがより効果的になります。半身浴よりも水圧効果、温熱効果、浮力効果の作用も大きく働くこともメリットです。

ダイエットよりもリラックス目的の場合は半身浴が向いているので、使い分けてみてください。

お湯の温度は38～40度

お湯の温度も重要です。お風呂ダイエットでは38～40度に設定しましょう。

お湯に触れて熱いと感じる温度はお風呂ダイエットには向きません。交感神経が刺激されてリラックス効果も薄れてしまいます。

少しぬるいと感じる程にして、ジワジワと体が温まることがお風呂ダイエットでは重要です。

入浴時間は15分程

入浴時間は15分程にしましょう。短いと体が十分に温まらないのでダイエット効果は得にくくなります。

40度のお湯に10分浸かると、約40kcal消費すると言われています。さらに入浴時間を延ばせば消費カロリーも大きくなると思いがちですが、全身浴は心臓に負担がかかりやすいので長時間の入浴には適しません。

体がポカポカして気持ちよく感じてきたタイミングがベストな状態です。時間をきちんと測って入浴するようにしてください。

お風呂ダイエットの成功のコツ

次に、お風呂ダイエットの成功のコツを解説します。ダイエットがより効果的に進む方法がいくつかあります。

大事なポイントを3つ挙げました。失敗しないようにチェックしましょう。

毎日入浴する

お風呂は毎日浸かりましょう。毎日続けることで代謝が高まり、痩せやすい体をつくれます。

シャワーだけで済ませてしまうと体が十分に温まりません。ダイエット効果は得にくくなるのでやめましょう。

お風呂ダイエットは誰でも簡単にできる点が魅力です。忙しい毎日の中でホッとできる時間をつくることでストレスも緩和されます。

お風呂の時間が楽しくなるように、好きな香りのバスソルトやアイテムを購入するのも良いでしょう。

入浴中にマッサージやストレッチをする

入浴中に簡単なマッサージやストレッチをすると、全身がほぐれてよりダイエットが効果的に進みます。

特にふくらはぎや太もものマッサージがおすすめです。血流とリンパの流れが良くなるように優しくゆっくりと揉みほぐしましょう。むくみや凝りの改善にも繋がります。

1か月は続けよう

お風呂ダイエットは最低1か月は続けましょう。1～2週間では効果は実感しにくいです。

短期間で効果が得られるダイエットはリバウンドもしやすいです。お風呂ダイエットは長期間をかけて痩せやすい体をつくっていきます。

飽きずに続けられるように、ダイエットをおこなう際は計画を立てておこなってください。

お風呂ダイエットの注意点

最後にお風呂ダイエットの注意点をお伝えします。お風呂ダイエットは誰でも簡単に始められるダイエット方法ですが、注意点を怠るとダイエット失敗や体調不良を起こす可能性があります。

3つの項目に分けました。ダイエットを始める前に、しっかりと学びましょう。

こまめな水分補給を忘れずに

入浴中は汗をかくので、こまめな水分補給を忘れずにおこなうようにしましょう。水分補給を忘れると脱水症状を起こす危険があります。

入浴前、湯船に浸かるタイミング、入浴後に補給するのがベストです。飲み物は常温のミネラルウォーターを選んでください。甘い飲み物やカフェインが含まれている飲み物は避けましょう。

長時間の入浴はしない

お風呂ダイエットでは長時間の入浴はしないでください。全身浴は心臓に負担がかかります。また、長時間の入浴は肌が乾燥する原因にもなります。

入浴は15分程が目安です。長く入れば入る程にダイエット効果が上がるわけではありません。30分以上入ることはやめてください。

入浴時間が15分程でも、めまいなどの体調不良が起きた場合には速やかに入浴をやめて涼しい部屋で休むようにしてください。

運動や食事内容も見直す

さらにダイエットの効率を上げたい場合は、運動を取り入れたり食事内容を見直したりしてみてください。

1日30分程度の運動を取り入れることで、消費カロリーが増える上に筋肉が増量して代謝もアップします。運動をする場合は、筋トレよりもウォーキングや縄跳びなどの有酸素運動を選びましょう。運動も習慣化が大切です。

また、食事内容を見直すことも重要です。お風呂だけを意識して、毎日揚げ物や甘いお菓子を食べていては意味がありません。

可能な限り油を多く使う料理や甘いお菓子・スナック菓子は避け、栄養バランスの良い食事に変えることで摂取カロリーを減らせます。特に筋肉をつくる上で重要なタンパク質をしっかりと摂るように毎日の食事を考えてみてください。

お風呂ダイエットだけでは効果を感じにくいので、ダイエット期間中は運動と食事内容にも意識を向けておこなっていきましょう。

正しいお風呂ダイエットで理想の体を目指そう

お風呂ダイエットは全身浴でおこなってください。38度～40度の少しぬるいと感じるお湯に15分程浸かることで血行促進が働き、代謝アップやむくみ改善などの効果も期待できます。

しかし、すぐに効果があらわれるわけではありません。毎日の入浴を習慣化することで痩せやすい体をつくれます。

正しいお風呂ダイエットで理想の体を目指していきましょう。

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パーソナルトレーニングジムFURDI編集部

女性専用AIパーソナルトレーニングジムを運営。
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弊社ジムのインストラクター、栄養士を監修者としておいています。