「ダイエット臭」という言葉を聞いたことはありますか?
極端な食事制限を行うと、体が飢餓状態になったり、体内や腸内環境が悪化したりすることで、体から特有の臭いが出ます。
糖質を極端に制限するケトジェニックダイエットも「ケトン臭」と呼ばれるダイエット臭が発生することがあります。体臭が変わったりたり口臭が気になったり…。
体臭が出ているということは、ケトジェニックダイエットが上手くいっている証拠ですので良いことではあります。しかし臭いは気になるもの。できるだけ体臭を抑えたいですよね。
今回は、ケトジェニックダイエット中の体臭について詳しく解説します。体臭は自分でわかるのか、また体臭を抑える方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ケトジェニックダイエットとは?
ケトジェニックダイエットとは、糖質制限ダイエットのひとつです。ケトジェニックダイエットで痩せるメカニズムと具体的な方法を紹介します。
ケトジェニックダイエットで痩せるメカニズム
ケトジェニックとは、肝臓から「ケトン体」を作り出して、脳などのエネルギー源として働かせることです。ケトン体は、体脂肪を燃やすことで脂肪酸を分解して作り出されます。
つまり、体脂肪をエネルギー源として働かせることができれば、痩せやすい体へと近づいていくのです!
しかし、現在はご飯やパンなどの糖質(炭水化物)が主食になっているため、エネルギーは糖質から作られています。ケトジェニックに対して、糖質をエネルギー源とすることを「グルコジェニック」といいます。
そこで意識的に糖質を制限して、体脂肪をエネルギー源として働かせるダイエット法がケトジェニックダイエットです。
ケトジェニックダイエットの具体的な方法
ケトジェニックダイエットの具体的な方法は以下の通りです。
ケトジェニックダイエットの具体的な方法
- 糖質を抑える
- 脂質をしっかり摂る
- たんぱく質をしっかり摂る
- 野菜を多く食べる
- 運動をする
- ストレスをためない
ケトジェニックダイエットの最大のポイントである糖質量は1日50g以下に抑えましょう。たた糖質を抑えるだけでなく、脂質やたんぱく質をしっかり取るのも重要なポイントです。
脂質量は1日の総カロリーの60%を目安に、たんぱく質や野菜類はしっかりと摂ります。
食事以外では、意識的に運動をする、ストレスをためないなどのポイントがあります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
ケトジェニックダイエットをすると体臭がする?ダイエット臭のメカニズムを解説
ケトジェニックダイエットのメカニズムは分かったものの、なぜ体臭がきつくなるのかは謎のままですよね。
その秘密は、体内に蓄積されていた体脂肪が燃焼される時に出る「ケトン体」にあります。ケトン体には「アセトン」という物質が含まれており、甘酸っぱいような独特の匂いがします。
体臭がするのはケトジェニックダイエットが成功している証です!
ケトン体とは?
そもそも「ケトン体」とは何なのでしょうか。もう少し詳しく解説していきます。
ケトン体とは、簡単にいうと脂肪から作られたエネルギー源のことです。
体脂肪の分解によって肝臓で作られ、血液中に放出される「アセトン」「アセト酢酸」「β−ヒドロキシ酪酸」の3つをまとめてケトン体と呼びます。
ケトン体は血液に乗って全身へと運ばれ、最終的にブドウ糖に変わってエネルギー源として使われます。
ケトジェニックダイエットをするとワキガが悪化する?
ケトジェニックダイエットをするとワキガが悪化するという噂があります。
結論からいうと、ケトジェニックダイエットでワキガが悪化することはほとんどありません。
ただし、糖質を控える代わりに肉類を食べすぎると、ワキガ臭が一時的にきつくなるケースはあるようです。肉類を食べても適量であれば、ワキガ臭が強くなることはないため安心してください。
また、もともとワキガの方がケトジェニックダイエットをすると、ケトン臭とワキガの相乗効果で体臭がひどくなる可能性があります。
結果的に「ワキガが悪化した…?」と感じてしまうのです。
ケトン臭はどんな匂い?段階別に解説
ケトジェニックダイエット中に発生する体臭には主に3種類あり、段階を経て最終的には甘酸っぱい臭い(ケトン臭)がしてきます。
「臭いがするなんて・・・」と思うかもしれませんが、ケトン臭が発生しているということは、ケトジェニックダイエットが成功している証です。
とはいえ、体臭は誰しもが気になるもの。しっかりと対策すれば臭いを抑えることができます。詳しくは下記で説明していますので、最後までご覧ください。
第1段階(脂っぽい臭い)
ケトジェニックダイエットによる体臭の第2段階は、脂っぽい臭いです。いきなり甘酸っぱい匂いはしません。
ケトジェニックダイエットは糖質を制限するため、体は貯めてあった中性脂肪からエネルギーを得ようとします。中性脂肪を「脂肪酸」に分解して、TCAサイクル(細胞内のミトコンドリアの中でエネルギーを作り出す回路)に運びます。
しかし、運動不足や急なダイエットによって代謝が低下するとTCAサイクルの回転が減速。脂肪酸が完全に燃焼されず、余分な脂肪酸が血中に増加します。
これが汗や皮脂と一緒に体の外へ出ると、脂っぽい臭いがしてしまうのです。この段階では、それほど強い臭いではありません。
第2段階(アンモニア臭)
ケトジェニックダイエットによる体臭の第2段階は、アンモニア臭です。
ダイエットによって基礎代謝が低下すると、血行が悪くなります。末梢組織へ供給される酸素が減少すると、体はTCAサイクルからではなく「解糖系」と呼ばれる方法でエネルギーを得ようとします。
その際に発生するのが乳酸です。乳酸はアンモニア臭と一緒に汗に出る性質があるため、汗をかくとアンモニア臭が強くなります。
この段階になると、汗の臭いが気になる方も出てくるようです。
第3段階(甘酸っぱい臭い)
ダイエット臭(ケトン臭)の最終段階では、甘酸っぱい臭いが発生します。ケトン体は強烈な臭い物質でもあるのです。
ケトン体が血中に増えると呼気や汗、尿に排出され、最終的に体全体から甘酸っぱい臭いを発生させることになります。
甘酸っぱいニオイがしてきたら、ケトジェニックダイエットが成功している証拠です。ただし、強めの臭いなので中には気になってしまう方はいるでしょう。
ケトン臭(ダイエット臭)を抑える方法5選
甘酸っぱいニオイであるケトン臭は、それほど嫌な臭いではないといわれています。しかし、ケトジェニックが上手くいっているとは言っても、体臭は気になるものですよね。次に体臭を抑えるための対処法を5つ紹介します。
1.運動をする
ケトン臭を最小限に抑えたいなら、筋トレや有酸素運動を行うようにしましょう。
ケトン体は筋肉で消費されます。筋肉で消費されずに残ったケトン体がケトン臭の原因となるため、運動をして筋肉を動かせばケトン臭を抑えることができるかもしれません。
また、運動をするとミトコンドリアの質を高めて抗酸化力をアップさせることができます。基礎代謝を高めることで、ダイエット臭の発生が抑えられますよ。
2.半身浴をする
運動をする時間がなかなか取れない方は、半身浴もおすすめです。
半身浴とは、みぞおち程度までお湯に浸かって入浴する方法のこと。半身浴のポイントは以下の通りです。
半身浴のポイント
- 半身浴の前に水分補給をする
- お湯の温度を38℃~40℃にする
- 下半身にかけ湯をする
- みぞおち辺りまでお湯に浸かる
- 入浴時間は20分~30分
半身浴は体への負担が少なく、発汗を促す効果もあることから人気を集めています。
汗をしっかりとかくことで体臭がやわらぎます。お気に入りの入浴剤を使えば気分もアップしますね。
3.水分をたっぷり摂る
口臭が気になる場合は、水をたっぷり摂るのが有効といわれています。
ケトン体を作り出す際に発生する「アセトン」は揮発性が高く、尿や呼気から放出されます。そのため、口臭が気になることがあるかもしれません。
水をたくさん飲むとトイレに行く回数が増えるため、アセトンが尿から排出されるようになります。その結果、口臭を抑えることにつながります。
4.食生活に気を付ける
ケトジェニックダイエットは、脂質をたっぷり摂ることが成功の秘訣です。なるべく良質な脂質を摂るようにしましょう。
具体的には、オメガ6系の油(大豆油、コーン油など)を控え、オメガ3系の油(MCTオイル、えごま油、亜麻仁油など)を摂取することです。
また、エネルギーの代謝をうまく働かせるためには「ミトコンドリア」が重要です。ミトコンドリアの質が下がったり機能が低下したりすると、老化の促進や、代謝が悪い体になって太りやすくなります。
ミトコンドリアのエネルギー代謝にはビタミンB郡やミネラル類が必要です。食事で摂取するのが難しければ、サプリを利用するのも良いでしょう。
5.クエン酸とグルタミンを摂取する
ケトン臭の原因は、ケトン体に含まれる「アセトン」が原因です。アセトンの臭いを緩和するのに、クエン酸とグルタミン酸が効果を発揮してくれます。
クエン酸とグルタミンを摂取すると代謝が促進されるため、体内で発生したケトン体がスピーディに消費されるのです。
グルタミンはアミノ酸の一種で、サプリメントとしても販売されています。市販のサプリメントを活用すれば簡単に摂取できますよ。
クエン酸は柑橘系に含まれている成分ですが、ケトジェニックダイエットでは果物は避けたほうが良いとされています。酢やサプリメント、もしくは食品添加物のクエン酸を水などに溶かして飲みましょう。
ケトン臭(ダイエット臭)は自分でわかる?
ケトン臭は自分ではなかなか気づきにくいようです。鼻が敏感な方は自分でわかることもあるようですが、気づかない方が多いでしょう。
臭い始めに「あれ?何か匂うかも」と感じたとしても、自分の体臭にはすぐに慣れてしまうためスルーしてしまう方が多いと思います。
自分で気づきにくいだけに、他人に迷惑を掛けていないか心配ですよね。気になる方は、同居されている家族がいる場合、臭いがあるか聞いてみてはいかがでしょうか。
人によっては、クローゼットを開けた時の臭いで気づくこともあるようです。クローゼットをしばらく閉めておいた後、臭いを確認してみると良いかもしれません。
他にも1日着用していた服を嗅いでみる、枕を嗅いでみるなどセルフチェックをしてみましょう。
ケトジェニックダイエットを始めてから体臭はいつまで続く?
ケトジェニックダイエットを始めて、体臭が気になり始めるまでの時間は人それぞれです。早い方で3日、遅い方で2週間ほどで臭いが気になり始めるという声がありました。
先ほども解説したように、ケトジェニックダイエットの体臭は「脂っぽい臭い→アンモニア臭→甘酸っぱい臭い」と移行していきます。ケトン臭は、最終段階の甘酸っぱい臭いです。
ケトジェニックダイエットを行っていると発生するケトン臭ですが、一時的なものなのでずっと臭いが続くわけではありません。
糖質を抑えることに体が慣れてくれば弱まってきます。ケトジェニックが上手くいっているサインなので、あまり気にしすぎないようにしましょう。
ケトジェニックダイエット以外でケトン臭(ダイエット臭)がすることはある?
ケトジェニックダイエット以外でケトン臭がする場合は、以下のような可能性が考えられます。
- 糖尿病
- ストレスによる自立神経の乱れや
- アルコールの過剰摂取
- 高脂肪な食事
一時的なものではなく、いつも臭う場合は糖尿病に罹患している可能性があります。
初期の糖尿病では甘い臭いがすることが多いのですが、進行するにつれて甘酸っぱい臭いに変わっていきます。
糖尿病が進行して糖の代謝がうまくいくなると、糖の代わりに脂肪がエネルギー源として使われるようになります。その結果、体内でケトン体が生成されてケトン臭が発生するのです。
ケトジェニックダイエットと糖尿病。原因は違っても、同じメカニズムでケトン臭が発生していることが分かりました。
ダイエットをしていないのに体から甘酸っぱい臭いがすると指摘された場合は、念のために糖尿病の検査をしたほうが良いかもしれません。
まとめ
ケトジェニックダイエットを始めると出てくるケトン臭。気にしないようにといっても、周りの人にどう思われるか心配ですよね。
運動をしたり半身浴をしたり、良質な脂質を摂るなど、なるべく体臭を抑えるようにする対策がおすすめです。
ケトン臭がするということは、ケトジェニックダイエットが上手くいっている証でもあるので、自信を持ってくださいね。次第に体臭も収まってきますので、焦らずケトジェニックを行っていきましょう。
少し運動したり、軽い食事制限をしていればスタイルをキープできていた20代と違って
女性は年齢を重ねると、さまざまな要因から痩せにくい身体へと変化していきます。
美しさを保つために、日々たくさんの努力をされているかと思いますが
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