日本人が古来から食べてきた豆腐。大豆を原料にして作られる豆腐は、低糖質なのにたんぱく質や他の栄養価が高く、健康維持に欠かせない成分も豊富に含まれています。
豆腐は冷奴以外にもさまざまな料理に使える万能食材です。毎日食べても飽きにくいため、ダイエット中にもおすすめな食材といえるでしょう。
今回は、気になる豆腐の糖質量やカロリーなどの栄養成分、冷奴以外でも使える活用方法をご紹介します。
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豆腐の糖質量とカロリーを種類別にチェック
気になる豆腐の糖質量とカロリー。一口に豆腐といっても、その種類はさまざまです。
豆腐の種類
- 絹ごし豆腐
- 木綿豆腐
- 厚揚げ
- 高野豆腐
今回はこの4種類の成分をそれぞれ見ていきましょう。
絹ごし豆腐
豆腐は、豆乳ににがりなど凝固剤を加えて固めて作ります。
絹ごし豆腐は、四角い型箱に温かい豆乳をそのまま流し込み、凝固剤で固めて成形されます。水分も多くきめ細やかで舌触りも良いのが特徴です。
100gあたりに含まれる栄養成分は以下の通り。
カロリー(kcal) | 糖質(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | |
---|---|---|---|---|
絹ごし豆腐 | 56 | 1.1 | 5.3 | 3.5 |
100gあたりの糖質量は1.1g、カロリーは56kcalです。絹ごし豆腐は豆乳をそのまま固めて成型するので、大豆に含まれる水溶性ビタミンも多くなっています。
絹ごし豆腐はサラダや冷奴で食べることが多く、つるんとした食感なのでお子様でも食べやすいでしょう。
木綿豆腐
木綿豆腐は絹ごし豆腐と違って、凝固剤を加えた豆乳を布を敷いた穴の開いた型箱に入れ、脱水成型をして製造されます。
100gあたりに含まれる栄養成分は以下の通り。
カロリー(kcal) | 糖質(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | |
---|---|---|---|---|
木綿豆腐 | 73 | 0.4 | 7.0 | 4.9 |
100gあたりの糖質量は0.4g、カロリーは73kcalです。絹ごし豆腐よりも糖質が低く、たんぱく質が高くなっています。
木綿豆腐は脱水しているので、絹ごし豆腐よりもズッシリとしていて食べ応えもあります。料理に使っても崩れにくいのが特徴です。
厚揚げ
全豆連によると、厚揚げは正式な豆腐ではなく「豆腐加工食品」に分類されます。
厚揚げは豆腐を水切りして、170℃前後の食用油で揚げたものです。揚げているので、香ばしくて豆腐とはまた違った風味や食感を楽しめます。
100gあたりに含まれる栄養成分は以下の通り。
カロリー(kcal) | 糖質(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | |
---|---|---|---|---|
厚揚げ(生揚げ) | 143 | 0.2 | 10.7 | 11.3 |
100gあたりの糖質量は0.2g、カロリーは143kcalです。
厚揚げは油で揚げているので脂質、カロリーともに多くなっています。糖質は低いものの、ダイエット中は注意が必要な食品です。
そのまま冷奴のようにしても、焼いたり煮ても美味しく召し上がれます。食卓で大活躍してくれそうですね。
高野豆腐
全豆連によると、高野豆腐は「その他関連品」に分類され、豆腐を加工する過程などでできる食品です。
木綿豆腐を凍らせた後に乾燥させてスポンジ状になったもので、別名「凍り豆腐」とも呼ばれます。
カロリー(kcal) | 糖質(g) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | |
---|---|---|---|---|
高野豆腐(乾燥) | 496 | 1.7 | 50.5 | 34.1 |
上記は乾燥状態での100gあたりの栄養成分表です。1個(約16g)で換算すると糖質は0.3g、カロリーは79kcalとなります。
水で戻して出汁で炊くのが一般的な使い方ですが、戻した後に焼いたり揚げたりする調理方法もあります。乾物なので長期保存ができて便利です。
豆腐一丁は食べ過ぎ?他の食品とのカロリーや栄養成分を比較
「毎日、豆腐一丁を食べている」という方もいるかもしれません。豆腐一丁は食べ過ぎなのか気になりませんか?
結論からいうと、1日のうちに肉や魚、卵なども食べている場合は、豆腐を一丁食べるのは食べ過ぎです。
他の食品とのカロリーや栄養成分を比較してみました。
100gあたりの栄養成分
- 絹ごし豆腐:カロリー56kcal、たんぱく質4.9g、脂質3.0g、炭水化物2.0g、カルシウム43mg、食物繊維0.3g
- 木綿豆腐:カロリー72kcal、たんぱく質6.6g、脂質4.2g、炭水化物1.6g、カルシウム120mg、食物繊維0.4g
- 豚肉(脂身あり):カロリー291kcal、たんぱく質18.3g、脂質22.6g、炭水化物0.2g、カルシウム3mg、食物繊維0g
- 鮭:カロリー138kcal、たんぱく質22.5g、脂質4.5g、炭水化物0.1g、カルシウム10mg、食物繊維0g
- 卵:カロリー151kcal、たんぱく質 12.3g、脂質10.3g、炭水化物0.3g、カルシウム 51mg、食物繊維0g
他の食品と比較すると、豆腐はカロリーが低く、カルシウムを多く補うこともできます。
ただし、豆腐一丁(300g)を食べた場合、絹ごし豆腐は168kcalで糖質は3.3g、木綿豆腐は219kcalで糖質は1.2gとそれなりに多い数値になってしまういます。ここに肉や魚のカロリーや糖質がプラスされると、ダイエット向きの食事とは言えませんよね。
かといって豆腐一丁だけを食べ、ほかのたんぱく質を一切摂らないのはNGです。豆腐ばかり食べる食事では、動物性たんぱく質や鉄などの栄養素が不足してしまいます。食事はバランスが大切です。
豆腐の栄養と期待できる効能6つ
豆腐の糖質量やカロリーは分かりました。では、豆腐は他ほかにどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。
特徴的な栄養成分とその効能を見ていきましょう。
1.大豆たんぱく質によるダイエット効果
豆腐には大豆たんぱく質という植物性たんぱく質が含まれています。この大豆たんぱく質は、血中の余分なコレステロールや中性脂肪を抑える作用があります。
また、筋肉の再合成を促進させるのでダイエットには必要不可欠な筋肉づくりを助ける働きも。さらには、消化や吸収に時間がかかることから満腹感が持続することもあり、豆腐はダイエットの味方と言える食材なのです。
2.大豆イソフラボンによる美肌作用
豆腐に含まれる大豆イソフラボンには、美肌作用が期待できます。
大豆イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」に似た構造をしています。エストロゲンにはコラーゲン生成を促してハリやたるみ、シワを改善する効果があります。つまり、エストロゲンと構造が似た大豆イソフラボンを摂取することで、同じような効果が期待できるのです。
もう1つは、大豆イソフラボンの抗酸化作用による美肌効果。紫外線やストレスなどによってコラーゲンが酸化・分解されてしまうのですが、イソフラボンの持つ抗酸化作用がこのコラーゲンの分解を抑制してくれます。
3.食物繊維で腸スッキリ
豆腐には食物繊維が豊富に含まれていて、腸内環境を整えてくれます。食物繊維が入っている食材といえば野菜や海藻を思い浮かべる方が多いと思いますが、豆腐にも含まれているのは嬉しい誤算ですね。
食物繊維は大きく分けると、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があります。不溶性食物繊維は腸の動きを良くして排便を促し、水溶性食物繊維は腸内細菌のエサになって腸内環境を良くします。
豆腐にはこの両方の食物繊維が含まれており、豆腐を食べることで腸内環境を良くして便秘の予防・改善効果が期待できるのです。腸内環境を整えることは体全身の健康維持にも繋がります。
4.カルシウムで骨を丈夫に
豆腐には、骨づくりに欠かせないカルシウムが含まれています。豆腐は骨を丈夫にしたい方におすすめの食品なのです。特に木綿豆腐はカルシウムが豊富で、100gあたり120mgと絹ごし豆腐の2倍以上のカルシウムが含まれています。
骨は血液中にも存在することをご存知でしょうか。骨から必要な分のカルシウムを取り出し、適切な濃度を維持しています。カルシウムの摂取量が少ないと、骨や歯からカルシウムが溶けて血液中の濃度が上がります。
その状態が長く続くと、血管壁などにカルシウムが沈着して生活習慣病の原因になることが知られています。健康維持のためにもカルシウムは必要不可欠です。
5.鉄で貧血予防
少し意外かもしれませんが、豆腐には鉄が含まれていて、鉄欠乏性貧血の予防に効果が期待できます。木綿豆腐100gあたりには 0.9mgの鉄が含まれています。
鉄は汗や尿から失われるため、毎日こまめに摂取する必要があります。貧血気味の方には、手軽に鉄を摂れる豆腐がおすすめです。
6.大豆イソフラボンで女性ホルモン不足解消
先ほども解説したように、豆腐に含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」と同じような働きをします。大豆イソフラボンを摂ることで女性ホルモンの過不足を補ってくれ、更年期症状の予防・緩和、骨粗しょう症の予防に効果が期待できるのです。
食品安全委員会では、大豆イソフラボンの1日の摂取の上限量を70〜75mgと定めています。豆腐100gあたりに含まれる大豆イソフラボンは約27gななので、食べ過ぎないように注意しましょう。
ダイエットには木綿豆腐がおすすめ
ダイエットをしている方には木綿豆腐がおすすめです。絹豆腐と比べてカロリーは若干高いものの、糖質が低く糖質制限ダイエットをしている方にも適しています。
ダイエットで食事制限をすると、カロリーばかりを気にして必要な栄養素を十分に摂らずにバランスが悪くなることが多く、結果的に健康に悪影響を及ぼしかねません。その点、木綿豆腐は不足しがちなたんぱく質が多く含まれています。
また、絹ごし豆腐と比べてしっかりとした食感なので食べ応えがあります。調理しても形が崩れにくく、食べる際によく噛むので満腹感も感じられるでしょう。
ダイエットに役立つ豆腐の活用方法3選
皆さんは普段、豆腐をどのようにして食べますか?冷奴にしてそのまま食べたり、お味噌汁に入れたり、麻婆豆腐やゴーヤーチャンプルーのように炒めたりなど、豆腐にはさまざまな調理方法があります。
低糖質でダイエットにも効果がある豆腐を毎日でも飽きずに食べれるように、豆腐の活用方法を紹介します。
1.お肉のカサ増しにする
豆腐は手で簡単に崩すことができるので、ひき肉の量を減らして代わりに豆腐でカサを増すことができます。
例えばハンバーグ。ひき肉を減らして豆腐でカサ増しすることで、通常のハンバーグよりも糖質とカロリーが抑えられます。
ハンバーグのカロリー比較
- ビーフハンバーグ:約400kcal
- 豆腐ハンバーグ:約158kcal
レシピにもよりますが、豆腐ハンバーグは通常のビーフハンバーグと比較してカロリーを2/5程度抑えることができるのです!
動物性たんぱく質と植物性たんぱく質、お互いの良い部分を同時に摂ることもできます。さらに豆腐を使うと柔らかくフワフワとした食感になるので、お子様やご高齢の方でも食べやすくなりますよ。
2.他の食材の代用品にする
豆腐は他の食材の代わりに使用する方法もあります。
絹ごし豆腐をなめらかにすりつぶしてヨーグルト状にすると、グラタンのホワイトソースやチーズケーキで使うクリームチーズの代用で使うことが可能です。
オリーブオイルや酢、塩コショウ等と合わせればシーザードレッシング風になります。水分が多いのでお菓子を作る際に牛乳の代わりに使用するレシピもあります。
豆腐は水切りをすると調理の時に水分が出にくくなるので、細かく崩して鶏そぼろのように炒ったり、薄く切った後に衣をつけて揚げたり等アレンジが広がります。
キッチンペーパーで包んで重しを乗せて30分~1時間放置、またはキッチンペーパーで包んだ後に電子レンジで2分程加熱をすると豆腐の水切りができます。
3.さまざまな調理法で美味しく食べる
豆腐は冷奴で食べても美味しいですが、調理方法はそれだけではありません。豆腐はさまざまな調理法で美味しく食べられるので、毎日食べても飽きにくいでしょう。
例えば、野菜と一緒に煮たり炒めたり、コロッケのように衣をつけて揚げても美味しいです。食欲がない日でも豆腐なら柔らかく食べやすいので、肉や魚よりも手軽にたんぱく質を補うことができます。
ダイエット中におすすめの低糖質・低カロリーな豆腐レシピ3選
豆腐はどの食材とも相性が合うので、アイデア次第でさまざまな料理に使うことができる万能食材です。具体的な豆腐レシピを3つ紹介します。
1. ねばねば豆腐サラダ
材料(2人分)
- 絹豆腐:半丁(150g)
- 長芋:40g
- 納豆:半パック
- オクラ:1~2本
- 塩:少々
- 卵黄:1個分
- めんつゆ(3倍濃縮):大さじ1/2杯
- ポン酢しょうゆ:大さじ1/4杯
- ゴマ油:少々
作り方
①豆腐をキッチンペーパーで包み、水気を切っておく。
②長いもは袋に入れ、めん棒で叩く。
③耐熱容器にオクラを入れ、電子レンジ500Wで1分ほど加熱する。
④オクラの粗熱を取り、輪切りにする。
⑤豆腐を器に盛り、納豆・長芋・オクラを乗せ、真ん中に卵黄を乗せる。
⑥めんつゆ・ポン酢・ゴマ油を混ぜ合わせ、全体にかける。
2. ヘルシー豆腐ハンバーグ
材料(2人分)
- 豆腐:一丁(300g)
- 玉ねぎ:1/2個
- パン粉:1カップ
- 卵:1個
- 味噌:大さじ1/2
- マヨネーズ:1/2
- 塩・こしょう:少々
作り方
①豆腐をキッチンペーパーで包み、水気を切っておく。
②玉ねぎはみじん切りにしフライパンで炒める。
③玉ねぎの粗熱が取れたら、全ての具材を混ぜる。
④丸く形成して、油を敷いたフライパンで両面をしっかり焼く。
⑤お好みのソースをかける。
3.簡単豆腐ステーキ
材料(2人分)
- 木綿豆腐:半丁(150g)
- 小麦粉:適量
- 醤油・砂糖:各大さじ2
- 酢:大さじ1
作り方
①豆腐を食べやすい大きさに切り、電子レンジで水切りをする。
②豆腐の両面に小麦粉をつけ、油を敷いたフライパンで両面をこんがりと焼く。
③混ぜた調味料をフライパンに入れ、絡めるように焼く。
豆腐をダイエットに取り入れる際の3つの注意点
豆腐をダイエツトに取り入れる際にはいくつかの注意点があります。今回は、特に注意してほしい3つの注意点を紹介します。
1.1日100~200gを目安に食べる
豆腐は1日に100~200gを目安に食べるのがおすすめです。1パック300gの商品が多いため、1/3~2/3丁が目安となります。
1日100~200g程度であれば、カロリーや大豆イソフラボンの摂り過ぎになることもありません。
2.置き換えダイエットは避ける
豆腐による置き換えダイエットは避けましょう。置き換えダイエットとは、ほかの食品は一切摂らずに1つの食品のみを食べるダイエット方法です。
置き換えダイエットはカロリーを抑えることができるため、確かに体重は減りやすいでしょう。しかし、リバウンドのリスクが高まるだけでなく、身体に必要な栄養素を摂れずに体調を崩す可能性があります。
3.醤油のかけすぎに注意する
豆腐を食べる際に醤油をかける方が多いと思いますが、かけすぎには注意が必要です。醤油には塩分が含まれているため、かけすぎると塩分の過剰摂取になってしまう恐れがあります。
また、めんつゆをかけている場合は糖質量も気になります。調味料は最低限にして、その分をショウガなどの薬味で補うのがおすすめです。
低糖質・低カロリーの豆腐を食卓に取り入れよう
低糖質でダイエットにもおすすめな豆腐。豆腐は他の食材とも相性が良いので、さまざまな調理方法でアレンジできて料理バリエーションも豊富です。
豆腐には美肌効果や腸内環境を改善する効果も期待できるので、積極的に取り入れていきましょう。ただし、豆腐だけを食べていると栄養バランスが偏ってしまいます。
豆腐の持つ栄養成分を理解した上で、日々の食生活でバランス良く摂取していきましょう。
[参考]
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)-文部科学省
・食品成分データベース -文部科学省
・eヘルスネット「食物繊維」-厚生労働省
・豆腐の豆知識-全豆連
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