ぷるんとした食感が楽しいこんにゃくゼリー。

ヘルシーで食べ応えもあるのでダイエット中に食べる方も多いのではないでしょうか。

しかし、実はこんにゃくゼリーは食べ方を間違えると太る原因になってしまいます。

今回はこんにゃくゼリーを食べて太る理由とダイエット中の正しい食べ方を解説していきます。
参考になると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください！

この記事の特別監修者 – 大豆・豆乳の専門家

橘 可弥乃

病院・保育園と幅広い年代の食事を提供する中で、アレルギー対応食やヴィーガン料理等、食の多様性を学ぶ。
豆腐マイスターをはじめとする大豆食品関連の資格も多数保有。
モットーは「食でココロもカラダも健康に」

保有資格
・栄養士
・フードスペシャリスト
・乳児食・幼児食コーディネーター
・介護食コーディネーター
・豆腐マイスター
・ソイオイルマイスター
・豆乳マイスター”プロ”

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こんにゃくゼリーは太る？

こんにゃくゼリーはヘルシーなイメージを持つ方が多いと思います。

商品の裏に書かれている表示カロリーも低いと思っている方がいるかもしれません。

しかし、小分けのこんにゃくゼリー商品に書いてある表示カロリーはほとんどが１個当たりのカロリーになります。

１個当たりのカロリーで考えると、実は高カロリーの場合もあるのです。

そして、低カロリーだとしても「低カロリー＝太らない」ということではありません。

こんにゃくゼリーには糖質が多く入っています。

低カロリーだとしても糖質を多く摂取してしまうと栄養バランスが崩れて太ってしまう恐れがあるのです。

こんにゃくゼリーで太る理由

こんにゃくゼリーを食べても太らないわけではありません。

それでは次に、こんにゃくゼリーを食べて太る理由を見ていきましょう。

４つの項目に分けて見ていきます。

食べ過ぎ

１つ目は食べ過ぎです。

こんにゃくゼリーは喉越しも良くてついつい食べ過ぎてしまいますよね。

しかし、前項でお伝えしたように、こんにゃくゼリーは糖質が多く入っています。

こんにゃくゼリーを大量に食べて、尚且つ普段の食事でも炭水化物を摂っていると、糖質の摂り過ぎで１日の栄養バランスが崩れて太る原因になってしまいます。

夜食に食べている

２つ目は夜食に食べていることです。

「低カロリーだから大丈夫」と思って食べている方もいるかもしれません。

糖質が多い食品を夜食に食べてそのまま寝てしまうと、十分に代謝されないので脂肪として体に蓄積されてしまいます。

その結果、太ってしまうのです。

夜食にこんにゃくゼリーを食べるのは控えましょう。

こんにゃくゼリーばかり食べている

こんにゃくゼリーはヘルシーという理由で朝食をこんにゃくゼリーだけにしたり、３食の食事量を極端に減らして間食にこんにゃくゼリーをお腹いっぱいに食べたり等、こんにゃくゼリーばかりを食べていませんか？

こんにゃくゼリーだけを食べていては、１日に必要な栄養成分を補給できていません。

一時的には痩せるかもしれませんが、筋肉量が落ちて代謝がうまくいかない体、つまり痩せにくい体になってしまいます。

リバウンドもしやすく、かえって体に悪影響を及ぼしかねません。

こんにゃくゼリー中心の食生活になっている場合は直ちに止めましょう。

カロリーゼロでも太る

「カロリーゼロ」という表示がされているこんにゃくゼリー商品も多数あります。

「カロリーゼロなら大丈夫」と思っている方がいましたら、それは間違いです。

カロリーゼロであっても糖質が高い場合が多いです。
また、そもそもカロリーゼロとは100ml（g）当たりのエネルギーが5Kcal未満の場合のものを差すので、実際にはカロリーがあるのです。

人工甘味料が含まれている場合も多く、こんにゃくゼリーばかりを食べていると体に悪影響を及ぼして太る原因になってしまいます。

カロリーが高いゼリーを食べるよりかは太りにくいですが、食べ過ぎには十分注意しましょう。

食べ方次第でダイエット効果も

こんにゃくゼリーを食べて太る理由を見てきました。

それでは「こんにゃくゼリーはダイエット中に食べない方が良いのか？」というと、そういうことでもありません。

こんにゃくゼリーを上手く活用すればダイエット効果が期待できます。

間違った食べ方をしてしまうから太ってしまうのです。

ダイエット効果を得るにはこんにゃくゼリーの正しい食べ方を知ることが大事になります。

正しい食べ方を知って、ダイエットにも取り入れてみましょう。

こんにゃくゼリーのダイエット効果

こんにゃくゼリーは食べ方によってはダイエット効果が期待できます。

具体的にどのようなダイエット効果があるのでしょうか。

３つの項目に分けて見ていきましょう。

便秘改善でスッキリした見た目に

こんにゃくゼリーにはグルコマンナンという食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維は水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維の２つに種類が分かれますが、こんにゃくゼリーに含まれているのは水溶性の食物繊維です。

水溶性の食物繊維は水に溶けやすく、摂取すると胃や腸で溶けて粘性を持ちます。

腸の水分量が増えて有害物質や便をスムーズに運んでくれるようになるので、便秘の予防・改善効果に繋がるのです。

便秘が改善することで、ポコッと出たお腹がへこんでスッキリとした見た目にしてくれます。

満腹効果で食べ過ぎ防止

水溶性食物繊維を摂取すると、胃や腸の水分量が増えます。
また、ドロドロとした粘性があって胃や腸で滞留している時間が長くなるので、満腹感が持続します。

満腹感が持続すると、すぐにお腹が減ることも無くて食べ過ぎを防止できます。

ダイエット中には嬉しい効果です。

血糖値の急激な上昇を抑える

水溶性の食物繊維は、腸内で糖の吸収をゆるやかにする特徴があります。

食後は血糖値が上がりますが、急激に上がってしまうと体に負担が生じて糖尿病等の生活習慣病になる恐れがあるのです。

こんにゃくゼリーを食べると血糖値の急激な上昇を抑えてゆるやかにしてくれるので、体への負担も減ります。

こんにゃくゼリーの正しい食べ方

こんにゃくゼリーのダイエット効果が分かりました。

次に、こんにゃくゼリーの正しい食べ方を解説していきます。

３つの項目に分けて見ていきましょう。

１日の摂取量

こんにゃくゼリーには小分けタイプ、カップやパックに入ったタイプ、飲むようにして摂取するパウチタイプがありますよね。

１人分のカップやパック、パウチタイプなら１日１個、小分けタイプなら１日に５～６個程度を食べるようにしましょう。

食べ過ぎは糖分の過剰摂取に繋がります。

一気に食べるのではなく、適切な摂取量を１日の内に数回に分けて摂取するようにしてください。

カロリーゼロを選ぶ

ダイエット中なら、カロリーゼロを選ぶようにしましょう。

糖質は入っていますが、１日の摂取カロリーは抑えることができます。

ダイエットではカロリーを計算しながら摂取していくことが大事です。

他の食事とのバランスを考えて摂取していきましょう。

食前や間食に食べる

こんにゃくゼリーは食前や間食に食べるようにしましょう。

こんにゃくゼリーが持つ食物繊維には、食べ過ぎの防止や糖質の吸収をゆるやかにする働きがあるとお伝えしました。

食前や間食にこんにゃくゼリーを食べることで、その後の食事の摂取量や血糖値の急上昇を抑えることができます。

こんにゃくゼリーを食べる時の注意点

ここまでこんにゃくゼリーの正しい食べ方をお伝えしてきました。

しかし、こんにゃくゼリーを食べる時には注意することがあります。

この点を間違えると逆効果です。

３つの項目に分けて見ていきます。

食べ過ぎに注意

再度お伝えしますが、食べ過ぎには要注意です。

特に小分けタイプは自分が食べた量を把握しづらいです。

カロリーゼロであっても、こんにゃくゼリーには糖質があることを忘れずに摂取するようにしましょう。

また、食物繊維を摂り過ぎると腹痛を起こすこともあるので大変に危険です。

最初に食べる量を用意したら、残りが入っている袋は冷蔵庫に閉まってから食べるようにする等の工夫が必要です。

食事の置き換えはしない

こんにゃくゼリーを１食分として食事の代わりにしないようにしましょう。

特に多いのが、朝食をこんにゃくゼリーに置き換えることです。

朝に十分な栄養が摂れていないと仕事や学業のパフォーマンスに影響します。

糖質、タンパク質、脂質等のバランスの整った食事をした上で、食前や間食にこんにゃくゼリーを取り入れるようにしましょう。

よく噛んで食べよう

つるんと食べやすいこんにゃくゼリーはあまり噛まなくても食べられます。

しかし、しっかりと噛まないで飲み込むのは喉に詰まる可能性があって危険です。

また、よく噛むことで満腹中枢が刺激されて満腹感を感じるようになります。

こんにゃくゼリーはしっかりと噛んでから飲み込むようにしましょう。

こんにゃくゼリーを正しく食べよう

いかがでしたでしょうか。

食べやすいこんにゃくゼリーはヘルシーなおやつとして人気の食品です。

しかし、実は糖質が多く、こんにゃくゼリーを誤った食べ方をしてしまうと太る原因になってしまうのです。

こんにゃくゼリーのことをよく知って正しい食べ方をすることで、ダイエットの味方となってくれます。

１日の栄養バランスを考えて適切な量を食前や間食に摂取するのが大事です。

食生活の中でこんにゃくゼリーを正しく取り入れていきましょう。

[参考]
・eヘルスネット「食物繊維」「食物繊維の必要性と健康」「腸内細菌と健康」-厚生労働省

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パーソナルトレーニングジムFURDI編集部

女性専用AIパーソナルトレーニングジムを運営。
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弊社ジムのインストラクター、栄養士を監修者としておいています。