飲み物の中でも烏龍茶はダイエットに良いイメージがありませんか？「黒烏龍茶」と呼ばれる飲み物もあります。食事の際に選んでいる人もいるかもしれません。

しかし、黒烏龍茶には具体的にどのようなダイエット効果があるのでしょうか？また、烏龍茶との違いはあるのでしょうか？

今回は黒烏龍茶のダイエット効果を解説します。烏龍茶との違いや正しい飲み方・注意点もお伝えしているので、参考に最後までお読みください。

この記事の特別監修者

橘 可弥乃

病院・保育園と幅広い年代の食事を提供する中で、アレルギー対応食やヴィーガン料理等、食の多様性を学ぶ。
豆腐マイスターをはじめとする大豆食品関連の資格も多数保有。
モットーは「食でココロもカラダも健康に」

保有資格
・栄養士
・フードスペシャリスト
・乳児食・幼児食コーディネーター
・介護食コーディネーター
・豆腐マイスター
・ソイオイルマイスター
・豆乳マイスター”プロ”

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黒烏龍茶の4つのダイエット効果

はじめに黒烏龍茶のダイエット効果について解説します。「ダイエットに良い」という理由だけではなく、具体的な効果を知ることでダイエットのモチベーションを維持できます。

4つの効果を挙げました。しっかりと確認しておきましょう。

1.カロリー・糖質ゼロ

黒烏龍茶はカロリー・糖質ともにゼロです。ダイエット中は1日全体のカロリーや糖質の摂取量をできるだけ抑えたいですよね。

甘いジュースやスポーツドリンクには糖分がたくさん含まれているのでダイエット中は控えたい飲み物です。しかし、水やお茶だけだと味に飽きてしまう人もいます。

黒烏龍茶は独特の苦みや風味があり、食前や食事中に飲むと口の中がサッパリします。水やお茶と比べて飲んだ満足感も高いです。

カロリー・糖質がゼロな上に満足感もある黒烏龍茶はダイエットにピッタリな飲み物です。

2.血中中性脂肪の上昇を抑える

黒烏龍茶は血中の中性脂肪の上昇を抑える効果が期待できます。「ウーロン茶重合ポリフェノール」という成分が含まれており、この成分が小腸からの脂肪の吸収を阻害する働きがあるのです。

私たちは脂質（脂肪）を摂取すると「リパーゼ」と呼ばれる消化酵素によって体内に入りやすい大きさまで分解され、小腸から吸収されます。吸収されると血中の中性脂肪は上昇します。

脂質は適度な摂取量であれば体を動かすエネルギーとなりますが、摂りすぎると脂肪として溜まって脂質異常症や糖尿病のリスクが上がります。病気のリスクを減らす為に、中性脂肪が多い状態は避けなければなりません。

黒烏龍茶を飲むと脂肪の吸収を阻害して体外へと排出します。血中の中性脂肪も上がらないので肥満や病気のリスクを下げて健康な体づくりをサポートしてくれます。

3.脂肪の蓄積を抑える

黒烏龍茶は脂肪の蓄積を抑える効果も期待できます。2つ目の効果で「ウーロン茶重合ポリフェノール」は小腸からの脂肪の吸収を阻害する働きがあるとお伝えしました。

血中の中性脂肪を抑える効果に加え、吸収しなかった脂肪は体外へと排出するので余計な脂肪をお腹に溜め込まなくなります。

また、黒烏龍茶を食事と一緒に飲んだグループ・飲まないグループに分けてデータを取ったところ、黒烏龍茶を飲んだグループの方が脂肪の排出量が多かったという研究結果も出ています。ダイエットには嬉しい効果ですよね。

4.むくみ防止

黒烏龍茶にはむくみ防止効果が期待できます。黒烏龍茶にはカフェインが含まれており、カフェインには利尿作用があります。

むくみの原因はストレスや生活習慣の乱れなどがありますが、体内に水分が溜まってしまうことも一つの原因です。黒烏龍茶の利尿作用によって、体内の余計な水分を排出してくれるので、むくみ解消が期待できます。

同じ体重でも足がむくんでいると太って見えてしまいますよね。黒烏龍茶を飲んでむくみを解消することでスッキリとした足元になります。

烏龍茶との違い

「黒烏龍茶」と「烏龍茶」の違いは何でしょうか。実は「黒烏龍茶」という茶葉はありません。

「黒烏龍茶」とはサントリーから販売されている商品の名前です。烏龍茶は茶葉を発酵する途中で加熱を止めて作られますが、この時にウーロン茶ポリフェノールという成分が作られます。

サントリーは独自の製法でこのウーロン茶ポリフェノールの中でも特に脂肪燃焼に作用する働きが期待できる「ウーロン茶重合ポリフェノール」を多く含む烏龍茶を開発して「黒烏龍茶」と名付けました。

他にも「黒烏龍茶」と呼ばれる商品はありますが、サントリーの黒烏龍茶は「体に脂肪がつきにくい」と国の審査を通って認められた特定保健用食品（トクホ）です。同じ黒烏龍茶を飲むのであればサントリーの黒烏龍茶をおすすめします。

また「烏龍茶」にもウーロン茶ポリフェノールは含まれているので脂肪燃焼作用はあります。しかし黒烏龍茶は脂肪燃焼に特化して開発された烏龍茶です。ダイエットをより効果的にサポートしてくれるので、どちらか迷う場合には黒烏龍茶を選んで飲んでみましょう。

黒烏龍茶の正しい飲み方

次に黒烏龍茶の正しい飲み方を解説します。ただ飲んでいるだけでは効果を実感しにくいです。正しい飲み方をすることによって、より効率良くダイエットが進みます。

大事なポイントを4つに分けました。正しく飲めるようにきちんとチェックしましょう。

食事と一緒に飲む

黒烏龍茶を飲むおすすめのタイミングは食事と一緒のタイミングです。黒烏龍茶に含まれる「ウーロン茶重合ポリフェノール」は食事で摂取した脂肪の吸収を抑えます。

そのため、食事と一緒に飲むことで脂肪の吸収が阻害されて体外に排出しやすくなります。一緒のタイミングであれば摂取を忘れることもありません。

また、黒烏龍茶は苦みがあってさっぱりとした味わいなのでどの料理にも合います。

摂取量の目安は350mlを1～2回

黒烏龍茶は1回に350mlを飲むことが薦められています。ダイエット中や健康に気をつけたい場合には1日2回を目安に黒烏龍茶を飲みましょう。

脂っこい料理を食べる機会が多いランチやディナーの時間に黒烏龍茶を取り入れると効果的です。余計な脂肪を溜め込まずに体外に排出してくれます。

ただし、くれぐれも飲みすぎには注意してください。

3か月は続ける

黒烏龍茶をダイエット中に取り入れる場合、3か月は続けるようにしましょう。短期間では効果を実感しにくいです。

脂肪の蓄積を抑える効果が黒烏龍茶には期待できますが、抑えたからといってすぐに体重が落ちるわけではありません。あくまでも痩せやすい体づくりをサポートする飲み物です。

長期間でスケジュールを立てて摂取を継続できるように工夫してください。

温めて飲んでもOK

黒烏龍茶は温めても持っている効果が変わることはありません。時には温めて飲んでみましょう。

冷たい食品ばかりを摂取すると体が冷えてしまいます。体の冷えはダイエットにはあまり良くありません。代謝が下がるので痩せにくい体質に変化してしまいます。

黒烏龍茶をグラスに注いで電子レンジに入れ、600Wで1分程温めてみてください。温かい飲み物はリラックス効果もあるのでおすすめです。

黒烏龍茶の3つのデメリット

次に黒烏龍茶のデメリットをお伝えします。ダイエットはメリットだけではなくデメリットも学んだ上で判断し、おこなうことが大切です。

3つの項目に分けました。ダイエットをする際の注意点にも繋がるので、しっかりと確認するようにしてください。

1.黒烏龍茶だけではダイエット効果は得にくい

黒烏龍茶だけに頼ってダイエットをしても効果が得にくいです。脂肪の吸収を抑える効果が期待できますが、体重を減らすには長期的に継続する必要があります。

また、黒烏龍茶は脂質の吸収は阻害しますが糖質には作用しません。黒烏龍茶を飲んでいるからと安心して、糖質を摂りすぎてしまうと太る原因に繋がります。

しかし、早く痩せたいからと厳しい食事制限をするとかえってリバウンドのリスクを高めます。1日の食事バランスに気をつけて、その中で上手に黒烏龍茶を取り入れてみましょう。

2.飲みすぎは体調不良になる恐れがある

黒烏龍茶を飲みすぎると体調不良になる恐れがあります。その理由には、黒烏龍茶に含まれるカフェインが関係しています。

カフェインは摂取しすぎると下痢や腹痛、吐き気などの症状を起こす恐れがあって危険です。黒烏龍茶はダイエット効果が期待できますが、飲めば飲む程ダイエット効果が上がるわけではありません。摂取量は守るようにしましょう。

また、カフェインを眠気覚ましに摂る人もいますよね。黒烏龍茶を就寝前に飲むと不眠を招くことがあるので、寝る直前の摂取は控えてください。

3.水分補給には適さない

黒烏龍茶を水の代わりに飲まないようにしてください。水分補給には適しません。

黒烏龍茶にはカフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があるので摂取すると体内の余分な水を体外に排出します。

適量であればむくみ解消が期待できますが、水の代わりとして飲む量を増やすと脱水症状を起こしやすくなってしまい大変危険です。

摂取量の目安を守って飲むように心がけましょう。

黒烏龍茶を飲む時の注意点

最後に黒烏龍茶を飲む時の注意点をお伝えします。正しい飲み方をおこなっていても注意点を怠ると効率良くダイエットできません。

3つのポイントを挙げました。ダイエットが失敗しないようにチェックしておきましょう。

飲みすぎない

黒烏龍茶は飲みすぎないでください。飲みすぎるとカフェインの影響で体調不良になる恐れがあります。

1回350mlの摂取を1日2回おこなうのが目安です。脂質が多いメニューを食べやすい昼食・夕食のタイミングで飲むのが良いでしょう。

就寝前に飲むとカフェインの影響で不眠になる可能性が高いです。夜遅くの摂取には気をつけてください。

栄養バランスの整った食事を摂る

黒烏龍茶を取り入れる際は、黒烏龍茶以外の食事の栄養バランスも意識しましょう。バランスの整った食事とは、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養が満遍なく摂れる食事のことです。

ダイエットをする際に厳しい食事制限をする人がいますが、かえって太りやすい体をつくってしまいます。リバウンドにもなりやすいです。

特にダイエット中はタンパク質の摂取が欠かせません。筋肉をつけることによって体が代謝しやすくなります。

栄養バランスの整った食事をし、その上で黒烏龍茶を取り入れるとダイエットが効率良く進むでしょう。

運動も取り入れる

ダイエットをより効率良くおこないたい場合は運動を取り入れてみましょう。運動をすることによって筋肉が増強、代謝がアップして脂肪が燃焼しやすくなります。

ウォーキングや軽いジョギング、縄跳びなどの有酸素運動を中心に1日30分程度おこなってください。体への負担が大きいと続きません。無理をしない程度に体を動かす時間を作りましょう。

黒烏龍茶で内側からキレイになろう

黒烏龍茶は食事で摂取した脂質の吸収を阻害する作用があり、脂肪をお腹に溜め込まない効果が期待できます。そのため、飲み続けることによってダイエットをより効果的にサポートしてくれます。

1回350mlの摂取を1日2回おこなってください。食事と一緒のタイミングで飲むとより効果的です。飲みすぎはかえって体調を悪くするので、摂取量は守るように注意してくださいね。

食事の中に上手に黒烏龍茶を取り入れて、内側からキレイな体をつくっていきましょう。

[参考]
・特定保健用食品「黒烏龍茶」- サントリー

少し運動したり、軽い食事制限をしていればスタイルをキープできていた20代と違って
女性は年齢を重ねると、さまざまな要因から痩せにくい身体へと変化していきます。

美しさを保つために、日々たくさんの努力をされているかと思いますが
仕事に家事に育児に・・・とにかく時間がない！という方も多いはず。
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「気になる身体の部位を絞りたい」
「スタイルをキープをしたい」
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パーソナルトレーニングジムFURDI編集部

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弊社ジムのインストラクター、栄養士を監修者としておいています。